高校生ってなんであんなに前髪を

お久し振りです。季節がぐんと変わりました。 高校生のいる生活を過ごしている。やっとその生活に慣れたところで。…そう、志望校に入り、高校生になった子どもは、一人前に前髪を気にし、財布の中が少ないと嘆き、部活に一喜一憂しながら励み、夜になると「…

高校見学の秋

なんとも味気も色気も面白味もないタイトルですね…。アンニョン。 子どものメンタルが少し弱っていたのだけど、持ち直してきて一息ついた日曜の午後。秋の果物、今年は親戚や職場でたくさん頂いて、すでに桃・りんご・洋梨・和梨・ぶどうなど、果物は制覇し…

水平線

最近は洋楽とかK-POPばかり聴いていたのに、back numberの「水平線」を偶然聴いたら、「メロディーも好きなんだけど、何この日本語の素晴らしさ何?」状態になった初夏。日本語の持つ曖昧さが詩的に的確だと最高ですね。読者の方、お元気でしたか? わたしは…

キンピラとパンダ

落ち込んだまま家に帰りたくなくて、スーパーに寄った。入り口で手を消毒後、カゴを持って、いつものスーパーを、いつもとは違うルートで歩く。目に付いたもので、おっ!と気分が上向きになるものは、カゴに放り込む。人生初購入の美容雑誌、白ワイン、ピス…

ひとつの卒業

会社から駐車場まで歩く道のりに、桜の木があることに気が付いたのは、見覚えのある蕾が少しずつふくらんできていたからだ。その蕾も、今日は湿った雪を頭に抱えて、重そうに見えた。春はまだ遠い。 春は別れの季節でもある。子どもが通っている支援センター…

気分の上がらない春もある

Twitterは合わないのでやめたけど、唯一ときどき覗くのはSHARPさん。あ、まだ同じトーンでやってらっしゃるな、と知人を見付けたような気持ちになる、不思議な企業アカウントです。 突然、こんなに近くで戦争が始まって、もうすぐ3.11でもある。思い出すとツ…

ドラマ「恋せぬふたり」への安心感

今季のドラマで一番楽しく観ているのがNHKでやっている「恋せぬふたり」。子どもと一緒に観ながら、笑ったりツッコんだりして、こうやって様々な人との繋がりの形について話せる、とても他人事ではない内容だ。 恋愛というものを語るのに、経験値を上げる必…

ティク・ナット・ハン🌟

偶然、彼のドキュメンタリー番組を見て、著書も読んで、いつか、フランスの「プラムヴィレッジ」に行き、一度でいいからお話を聞いてみたいと思っていた、ティク・ナット・ハンが亡くなったことを今日知りました…。わたしの夢が一つ消えたけれど、たくさんの…

たった一人の読者の方へ(≒私信)

明けました。welcome 寅年。 こんなに更新しないブログなのに、読者が一人いるとか、なんかすみません申し訳ありませんって気持ちになったので、本当に読んでるのか知らんけど()その読者の方に向けてここにお手紙的なものを置いておきます。 たった一人の…

よいお年をお迎えください

ようやく仕事が決まりました。緊張が続いていたのか、採用が決まった翌日に、久し振りに熱が出る風邪を引いたりして、少し痩せた気がします(クリスマスと正月で戻るパターン…)。 来月からしばらくは、新しい仕事と子どもとの、生活リズム作りなどに追われそ…

猫のダイエット

うちの猫は今年で六歳になる。県の動物保護施設からもらってきた、元ノラ猫だったが、網戸の開け閉めの音にもビビるような、立派な家猫になった。時折、毛繕いの途中で撫でてやると、わたしの手も一緒に舐めてくれる。おそらくは、自分と言葉も通じないし、…

おにぎりと簡単なおかず、お菓子と水筒に温かい紅茶を持って。久し振りに散歩がてら、外でお弁当を食べた。ちょうどいい気温の天気に、見頃の紅葉。自然の中にいるのは気分がいい。 子どもと「こうやって一緒にお弁当を食べるなんて、あと何回できるか分から…

ボルダリングの壁みたいな

今週のお題「叫びたい!」…ちょうどそんな出来事があったので乗っかってみる。 東京オリンピックで個人的に一番面白かった競技は、ボルダリングだった。「あの壁を登るやつでしょ」程度の認識しかなかったが、実際のプロが挑む壁を見て驚き、その難壁を登る…

今年は見送ったもの (短歌~2021秋)

「笹井宏之賞」に応募することを、彼の短歌を読んでから、一つの目標にしていた。毎年9月末に〆切が来るのも、一年の区切りとしていい。今年こそ応募するぞと思っていたけれど、四十首あたりから、思い浮かばなくなっていた。無理矢理に五十首書いたとして…

たぶん、京都へ行く

修学旅行に特別な良い思い出はたいしてないが、行けなかったら、と思うと、とたんに悔しく思うのはなぜだろうか。 学生という不自由さの中で、どうにか自由を作ろうと計画する楽しさはあった。学校で行くからと見学できる場所もあった気がするし、タクシーを…

朝ドラがもう終わりそうだな、秋

朝ドラの主題歌がバンプ、というのにも随分と慣れた。主人公の名前(というかあだ名)に関係して、画家のモネの話が出てくるかと思ったけれど、印象派っぽい絵は出てきたが、終盤に向かうなか、この画家の話にはならなかった。モネが好きなので、少し残念で…

生きてるだけで多弁

朝、起きたら部屋の窓を二ヵ所、少し空ける。猫もたいてい起きていて、朝日のあたる出窓で、発電でもするかのようにジッとして太陽光を浴びている。おはようと言うと返事をするので、猫もあいさつくらいは分かるのだと思う。 顔を洗い、化粧水をパタパタと顔…

ゆっくりとジャンプする

今日のコーディネートのコンセプトは、ナチャラルヤクザです。ナチュラルマフィアでもよい。新規開拓営業のようでもある……不慣れだし苦手分野だ。自分を強く保ちたい意識と、そのための記号として選ぶファッション。こういうのは、あまり楽しくないなぁと思…

アズカバンの囚人にも友人がいる

ここ二年ほど、新型ウイルス流行の影響もあり、近くにいる家族や親類以外に、誰かと会って話すことを控えていた。それが限界に来て、友人と会った。うちの子とも、何度か会ったことがある。今回は子どもに留守番を頼み、出掛けた。久々に、自分だけの時間を…

パソコンの進化とわたしのアップデート

とうとう、わが家にパソコンを導入することにした。令和の今ごろか、と思われそうだけれど、去年まではそれほど必要としていなかった。わたしはスマホで大抵のことは済んでいたし、子どもが必要としたときは実家のパソコンを使っていた。これからのことを考…

世田谷の公園に居たきみへ

前略 お元気ですか? あまりに久し振りすぎるし、きみと過ごしたのはたった数ヵ月のことだったから、誰だか忘れていてもおかしくないと思います。でも、わたしはきみを今も覚えています。 きみはあの時のように、泥の上を走り回ったりしてはいないかもしれな…

読書「夜明けのすべて」

「姉ちゃん、喋らなきゃ3才は若く見えるよ」 妹の言である。…………………………無理だ。3才差の若さよりも、喋りたいことがあるんだ。でも、そんなに自由に喋れる場所がないから、こうしてブログに書いているんだよ…? (前説)。 ブログのabout欄に、推し本を載せた…

ドキュメンタリーはフィクションと思っている

わたしはよく書いた記事をあとから直すので (推敲しろ…)、これもそうなるかもしれない。とりあえずタイトルのことを書く。 (タイトル見て、そんなのとっくに知ってる、と思った方…静かにページを閉じてください) 先ほど、ある記事を読んで、それに対する読ん…

ニモが将来メスになっても

ディズニーのアニメーション映画が好きだ。『ファインディング・ニモ』でわたしも知ることになった海水魚、クマノミ。かわいい。水族館に行くと、いつも少し渋滞しているのは、その展示エリアということが多い。だってかわいい。 先日、ぼーっとテレビを見て…

家猫は家にいる

いつもいえにいる。せまいところがおちつく。 さいきん、あさ、これをこうするらしい…。 おひさまは、ぜんしんであびたい。 うんどうもして、みだしなみをととのえる。 ひとりより、かぞくとあそぶのがすき。 ごはんはよくたべる。たまにとくべつになる。 あ…

短歌 2020

君もさあ そんなところで見てないで 雪の真似して降りておいでよ曖昧に 掴んでどこかに 消えるのは 得意技だね いや褒めてるの文字のなかに君はいるけど永遠に触れないの何のお仕置きあと五分 君に頼んだことはいま機械がしてる 話したいんだ(2020/2/18)帰り…

やっぱり映画が好き

映画を好きなひとが増えれば、映画館や映画を作るひとを応援するひとも増えるのではないか。と思い、自分の推し映画を並べていく。ぼちぼち追加していく予定。括弧内は監督名。(R指定は載せてないので注意)『学校』(山田洋次)『JUNO』(ジェイソン・ライトマ…

読書 「相談の森」

今年最後の月に燃え殻さんの本が届き、読み終わったので感想を…。 同じくネガティブ族として、何かに落ち込んで布団に横たわりながら読むときに、ちょうどいい重さと大きさの本です。そして今や無い本も多いスピンの存在 (萌)。あと、本文の紙の手触りがやさ…

旅に出たいんだ

子どもの誕生日には旅へ出る。 この企画をはじめて何年だろう。子どもが自分の身の回りのことをある程度できるようになってからだから、三年くらいか。毎年、子どもが "心友" という妹が、予定を合わせて一緒に来てくれる。旅費はもちろんわたし持ち。なので…

短編 「ワカちゃんの結婚 続」

「ちょっと、今いいかな?」 上司に呼び出され、取調室のような狭い会議室に通される。何か仕事でミスをしたのだろうかと、ワカちゃんはここ数日をぼんやり思い返していた。「田宮くん、きみ、結婚したそうだけれど、おめでとう」「あ、どうもありがとうござ…